ホームページトップに戻る

国立台湾大学訪問記

2012年4月26日(木)〜5月09日(水)

2012年4月26日(木)から5月09日(水)まで, 国立台湾大学に招かれて,台北に滞在した.

国立台湾大学の前身は「台北帝国大学」であり,「帝国大学」としては, 私の所属する大阪大学(旧「大阪帝国大学」)よりは設立が古い大学であり, 大阪大学より先輩格の大学である. 従って,どんな大学か大変興味があり,招聘の話が出たときには すぐさま是非行きたいと返事をした次第.

今回は,学会出席のためではなく,純粋に大学に招かれての 滞在なので,大学の様子を十分に知ることができ, 興味深い毎日であった. 土・日を利用して,私の趣味である博物館めぐり(歴史や 民俗学の)を行い,台湾を十分に堪能できた. むろん,若い研究者の方々ともいろいろ意見交換をする ことができた. とてもたのしい日々を過ごすことができた.

私の招聘にご努力いただいた国立台湾大学兼国立理論科学 研究センター(国家理論科学研究中心)の何小剛(Xiao-Gang He)教授 に深く感謝したい. また,私の台湾滞在中,いろいろと面倒を見ていただき,また, 細かな気遣いをしていただいた,若い日本人研究者の方々にも深く 感謝したい.


メニュー


[1] 大学風景(国立台湾大学@台北市)

 

さすが,伝統のある,しかも国の威信をかけて,お金を注いでいる だけのことはある. まずは,広大な敷地に驚かされる. 貫禄のある古い赤煉瓦の建物もあれば,新しい高層ビルの研究棟も ある. 右端の写真は,13階建ての物理学研究棟. この建物の最上階の眺めは抜群. (そのフォトは下記のアドレスをクリック.)

更なるフォトはこちら

メニューに戻る


[2] 大学風景(国立精華大学)

「国立理論科学研究センター」は,台北から車で1時間半ほど離れた ところの新竹市(Hsinchu)にある. もっと詳しく言えば,新竹市にある名門「国立精華大学」の一角にある. 説明を聞いてもなかなか理解しにくいのだが,このセンターは精華大学の 建物の一部に居を構える. しかし,ここの予算で,国立台湾大学や国立精華大学その他国立大学の 物理系の予算がまかなわれる. その意味では,ここは,各国立大学の物理系を束ねるセンター的 役割を持つらしい.

ここのボスは,現在,XiaoGang He 教授.彼は,国立台湾大学の教授でも ある.私を招いてくださったのもむろん彼. 今日(5/01火)は,彼の車で,ここ理論科学研究センターでのセミナーの ため,車で連れてきてもらった.(一人でバスで来たら,かなり うろうろ道に迷っていたことであろう.)

「精華大学」といえば,北京にある「精華大学」も有名である. そことの姉妹校かと思ったら,台湾では,こちらが本家とばかり, 中国本土で有名なものは,すべて同じ名前のものを台湾でも 作るらしい. 例えば,「故宮博物館」などもその例であろう. そういえば,この国立精華大学のキャンパスの隣は, 「国立交通大学」のキャンパス.この大学名と同じ大学が中国本土に もあったっけ. 中国本土にあって,台湾にないものは「中国共産党」くらい かもしれない.

(左)国立理論科学研究センターが入居するビル(精華大学).

(右)私が割り当てられた研究室. 国立台湾大学のものより遙かに近代的. スマートな部屋の造りとなっている.

更なるフォトはこちら

メニューに戻る


[3] 台北市内

228事件を記念して設置された公園.園内には228記念館だけでなく, 国立台湾博物館がある. ここからは,台北駅や総統府も近い.

228和平公園および園内にある国立台湾博物館

(左)台北駅の内部:日本の駅と違って,広々としていてスケールが大きい. (写真は,駅の内部のを写したもので,外部から撮ったものではありません. ちゃんと天井が写っています.)

(右)総統府:特にものものしい警備というものではなさそうだった.

更なるフォトはこちら

初代中華民国総統,蒋介石を記念して建てられた中正記念堂の他, 国立芸術館など,いくつかの建物がこの広場に集まっている.

(左) 中正記念堂 :写真では建物の巨大さがうまく写せなかった.

(右)蒋介石愛用の車(他にもいろいろの展示物があって興味深かった.)

更なるフォトはこちら

孫文の記念館「国父記念館」,そこから少し離れて「台北市政府庁」, さらに離れて,「台北101展望台」などがある.

国父記念館:中正記念堂と比べるとその規模はずっと小さい. 展示物もあまりない.

思ったより興味深かったのは,市役所内にある「台北探索館」. ぜひ,訪問をお奨めする.ここはもっと時間をかけたかった のだが,朝から何も食べないで,中正記念館,国父記念館と はしごしてきたので,さらにこのあと101展望台にも行くつもりだった ので,そうそうに切り上げて次の訪問場所へと直行した. ちょっと残念.

101展望台:(左)遠景,(中)展望台より,(右)建物内の商業店舗

更なるフォトはこちら

空港を一歩外に出ると,もうそこは台北市の繁華街. こんなところに空港があってよいのかと驚かされる. 大阪の伊丹空港のようなものと思えばよいのかも.

更なるフォトはこちら

メニューに戻る



[4] 故宮博物館(5月05日(土))

土曜日の休みを利用して,朝から,あこがれの故宮博物館へ出かける.

更なるフォトはこちら

ただし,ここは撮影禁止の博物館なので,あまり写真は撮れなかった. 単なる感想記でよろしければどうぞご覧下さい.

メニューに戻る


[5] 九紛 (JiouFen):石段のある街(5月05日(土)) (正しくは「紛」の糸ヘンを人ベンに換える)

Kさんにガイドしてもらって,台北近郊の街 Jiou Fen を訪れる. 石段のあるとても情緒のある街.

更なるフォトはここをクリックしてください.

メニューに戻る



[6] 士林の夜市(4/30(月))

みんなで士林の夜市へと繰り出す.

さらなるフォトはこちらをご覧ください.

メニューに戻る


[7] 台湾グルメ事情

(左)ごく普通の日本人向け魚料理店

(左)おいしいドイツビールを飲ませてくれるお店. お店の感じはどうみても飲食店の雰囲気ではない. 台湾の人たちはここへはコーヒーを飲みに来るとか. ビールを注文するのは,日本人だけとのこと. 私はすっかり気に入ってしまった.帰るまでにせめて もう一回と思ったのだが,残念ながらその機会はなかった.

さらなるフォトはこちらをご覧ください.

メニューに戻る


台湾雑感

写真はありませんが,よろしかったらどうぞ.


ホームページトップに戻る