数理モデル序論 Introduction to Model Building
現象から法則性を見つけ出し,その背後にある「原因」との関係を,
数学的に把握する力を養うため,微分方程式の基礎と,それに関連する諸知識・
テクニックを学ぶ.
授業概要
自然界には,株価の変動,売り上げの変動,交通量の変動など,
時間的に変化を示すものが多い.また,時間を変数としなくとも,
ある量を変数として採用すると,それに対して変化を示すことが多く見られる.
これら変動を,単に数値的変化をグラフにプロットし,「増加した」,「減少した」
程度の記述(定性的記述)をするのではなく,そこに数式で記述される形での法則性を見い出したい.
また,その現象論的法則性の背後にある「原因」を見つけ出し,その「原因」と「現象」との間の関係を数学的にとらえたい.その問題に答える基礎となるテクニックが「微分方程式」である.この授業は,微分方程式の基礎的知識を学ぶとともに,
実際的な例に多く接することにより,実践的な応用力をつけることを目的とする.
授業は,講義を中心とする.(実験は「エネルギー形態 II」で行う.)
12 非線型微分方程式とモデル(金融危機モデルを例として)
受講希望者は必ず初回の授業から出席すること。
履修カードは初回の授業でのみ受け付ける。
レポートと期末試験による (欠席 1/3以上は期末試験の受験資格なし)