公式行事
ルクソール市について,ガイドブックからの受け売り知識を 簡単に列記する.
ルクソール市は,カイロからナイル川の上流に向かって約670km (列車で,9時間)の位置にある. 古代エジプトの中心地であり,古代の著名な王達の神殿や 墳墓が沢山残っていることでも有名. 人口,約37万人の小さな観光都市.
私は,ドーハー経由で,ルクソールに到着.関空からは12時間ほどで, ドーハー.そしてそこからは1時間半ほどでルクソール. 今回は,機内でも,足の運動に気を配ったので,問題は発生しなかった.
会場はホテルの会議室の1つ(写真左). 右の写真はコーヒーブレイクのときの風景. 部屋はとても狭く,スクーリンも見にくい. しかし,話す人も聞く人たちも,同じ高さなので, こんな雰囲気も悪くはない.私もおかげで 「上がらず」に 講演することができた.
この会議場の最大の難点は,冷房が効きすぎていてとても 寒かったこと.ロシアからの人も文句を言っていたが, この部屋だけ温度を下げることはできないらしく,寒いままだった. 私はセーターを着て,その上に防寒コートを着込んで, 何とか凍死することだけは免れた. (エジプトでは,ともかくできるだけ寒くすることが最大の もてなしと考えられているようで,列車を体験した友人は, やはり極端な寒さで,まさに死ぬ思いをしたそうな.) 新興国(お金持ちの)で,かつ暑いと言われている国へ行くときには, 防寒具の備えを怠ってはならないということは,今や常識である. 室内だけでなく,外もかなり寒かった.街で警備の警官も, よく見たら,セーターが制服であった.
高級ホテルは,マンション風の建築様式.
ホテルへ入るには,空港でも見られる金属探知機のゲートを 通り抜けねばならない.ガードマンも3人くらい張り付いている.
ホテルの売店にはいろいろな商品があふれている. むろん,いろいろのレストランも入店している.
コーランの朗読を放送するタワー: 私のホテルの部屋の窓からこのタワーが間近に見える. 毎朝,5時には,祈りの声がこのタワーのスピーカーから流れる. 目覚まし代わりになる.外はまだ暗く,起きるにはちょっと早いが, もう一度寝ると,寝過ごしそうなので,いつも,このまま起きること にしていた.(早起きの習慣がつき,とても健康的な毎日であった.)
会議の開かれたホテル(Steinberg Hotel)は5つ星であるが, 私のホテル(Pyramisa Isis Hotel)は4つ星. しかし,その違いはどこにあるのか,よくは理解できなかった. (少なくとも,宿泊料については違いがあったが.) 会議場となったホテルまでは,歩いて2分程度. 満足のいく環境であった.
5日目の朝,ホテルで停電があった.早朝だった(5:45ころ)ので,まだ暗く, すべての行動が手探りでやらねばならず,若干あせった. 人に聞いてみたら,こんなことは,別に珍しいことではなく, よくある普通のことだとか.あれは,ホテルが設備の点検を するため,わざとすべての電源をいったん落としているのだと 解説してくれる人もいた.本当かどうかは不明.
エジプトと言えば,むろん「ナイル川」. この広大な川幅でゆったりとした流れは,やはり最高! 私のホテルも会場となったホテルも,裏手がナイル川となっていて, 遊覧船の乗り場となっている.
気球による遊覧観光も盛ん.遺跡を空から眺めるという趣向. 某大のAさんは,これに乗るために,朝はとびきり早く起きて 出かけて行った.ご苦労様.
かなりの量の写真があるので,別ページで紹介します. 以下の文字
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エクスカーション(番外編) :神殿と墳墓の遺跡群ルクソール西岸 (11月14日(金))
として,別ページに紹介します.
今日は,恒例の晩餐会.ナイル川の上での晩餐会.
食事内容は,まあまあと言うところか. 普段の私のホテルでの晩餐,ポテトチップとミネラルウォータ と比べれば,かなりの豪華さ. ただ,食べ物を取るデスクには長蛇の列で,食べ物のお代わりは 実質にはほぼ不可能であった.それにすぐにデスクも空となって しまった.飲み物も,この缶ビール1缶にようやくありついた だけであった.
船上でも余興としてベリーダンスも.
船上からの夜のルクソールも悪くない.
本当は,所持している武器や彼らが用いていた防弾楯(分厚い 鋼鉄製で,のぞき穴が付いていて,移動も出来るよう,下には 小さな車もついている)なども,興味があったので, 撮したかったのだが,やっぱり気が引けて撮せなかった. 彼らの制服は,ここで撮した黒色タイプと,カーキ色のセーターに ベレー帽という2種があった.指揮系統が異なるのかと 思ったが,待機所では,これら制服が異なるグループが仲良く 談笑していたので,同じ仲間同士なのかもしれない.
ホテルや観光地の商店では,ドルでも買い物ができる. しかし,かなり割高のレートとなっているし,そもそも, ドルで買い物が出来るところは限られている.やはり, エジプトポンドは必需通貨. ドルさえ持っていれば,ホテルなどには両替商が店開きを しているので,いつでもエジプトポンドに両替可能. しかし,いったんエジプトポンドに両替してしまうと, その逆は絶対にやってくれない.従って,使い残した エジプトポンドはエジプトに寄付することになる. ドルなら,現金を持っていれば,将来,別の国を訪問するとき にも使えると思ったのだが,ドルのトラベラーチェック から,ドルの現金への両替はやってくれなかった. ドルの現金での支払いを受け付けるところでも,ドルの トラベラーチェックでの買い物は出来なかった. エジプトがより豊かに繁栄するように,うまい仕組みになって いるものだと,感心をした.