MMQL97: 1997年 静岡国際ワークショップ
Workshop on Masses and Mixngs of Quarks and Leptons
[目的]
物質の究極構成粒子であるクォークとレプトンについての
統一理論の構築を目指して,クォークとレプトンの質量スペクトルと
家族 (ファミリー) 混合についての徹底的な研究・討論を行うことを
目的とする.
[歴史]
第 1 回の静岡ワークショップは,「ファミリーの
起源を求めて」をテーマに,1988 年 12 月に,静岡県立大学の
サポートのもとに開かれた.
第 2 回は,同じく静岡県立大学のサポートのもとで,1990 年 12 月に
「クォークとレプトンのスペクトルスコピィ」をテーマに開催された.
しかし,第 3 回は,1992 年 12 月に,「クォークとレプトンの質量行列」を
テーマに,東京大学原子核研究所のサポートを得て,東京大学原子核研究所に
おいて開催された.
今回,再び静岡県立大学のサポートを得ることができ,
静岡県立大学を会場として第 4 回のワークショップを開催できることとなった.
特に,今回から初めて国際研究集会とし,海外からの参加者を認めたこと,
そして,討論はすべて英語で行うとしたことが新しい点である.
もちろん,このワークショップが目指す物理学や,若い研究者の養成・支援を心がける
ことなどは,従来の方針と変わりはない.
[トピックス]
これらのトピックスについて,3 日間に渡って 29 の報告と討論が行われた.
[参加者]
国内外からこの分野の専門家約 45 名の参加が
なされた.(国外は,ドイツ,イタリア,
ロシア,メキシコなど.)
[会議録 (プロシーディングス)]
本ワークショップの成果は,全世界の研究者の便宜に供するため,
英文のプロシーディングスとして
World Scentific Pub より出版された.
[組織委員]
[謝辞]
このワークショップを成功の内に終わることができたのは,国内外からの参加者の
精力的なかつクリエーティブな講演・討論への寄与とともに,静岡県立大学
学長特別研究費なる財政的サポートがあったからであり,ここに深く関係した
方々に感謝いたします.また,運営費の一部に,平成7年度の小出への
斉藤賞の賞金の一部が使われたことを記し,ここに財団法人知恩会にも感謝します.
更に,いろいろの便宜を計らっていただいた
静岡コンベンションビューロ,
ならびに,ワークショップ参加者に,割引料金でもって快適な宿泊の便宜を
提供してくださった
ホテル「駿府」,
および,
ホテル「ドルフ静岡」にも
感謝いたします.