経営情報学部オープンセミナー 2006
2006年10月7日(土)
白と黒からカラーをつくる!?
--- 「科学する」を体験しよう! ---
小出 義夫
図のような黒と白とからなる図形を円盤に張り,コマを作り,
回転させてみましょう.
そうすると,白と黒しかなかったはずなのに色が現れます! 教科書では,
「光の三原色」に従って3つの基本色を組み合わせるときのみ
色々なカラーが生み出される
はずでしたね.それなのに,これは一体どうしたことでしょう?
この現象は
約100年前に,ベンハムという人が発見をして,「ベンハムのコマ」として知られて
います.
「科学的」に探究するということはどのようなことなのか,このベンハムの
コマを例にとって,皆さんと一緒に「科学する」を体験してみましょう.と言っても,
この問題は今でもまだ解明されていません.あくまで,「科学とは何か」を皆さんに
体験的に学んでもらうことが目的です.でもひょっとして,10月7日をもってこの問題
は解決するかも!
(OS06のパンフレットより)
このセミナーでは,以下のような図形について,実際に「白黒」から
カラーが見えるのかを,いろいろ方法(回転方向・速度,照射光,など)
を変えて試してみた.それらを通して,「科学的に探究するとは」と
いうことを学んでもらった.
興味のある方はダウンロードして試してみてください.
ベンハムの図形
黒と白の半円図形
リングの帯を太くした場合
黒の半円がない場合
なお,これらの型紙の作成に当たっては,以下のホームページを
参照した.
http://www.geocities.jp/ssiq150/pazzle/sirotokurodakede.html